長い間使用していない水道を出すと、赤茶色の水が流れ出ることを経験した人も多くいます。これは内部に汚れや錆が溜まったからで、水道管に水を通さないと錆び付いて破損してしまいます。破損がひどくなると水道管自体を交換する必要があり、かの処置には多額の費用がかかります。これを防ぐには定期的に水を流す作業が必要で、この作業を通水と呼び、空き家の管理方法としては必ず行わなければなりません。
他にも通水を怠ると排水トラップと呼ばれる場所に水が常時溜まった状態になり、悪臭が発生したりネズミや害虫が住み着くこともあります。通水は1ヶ月に1回以上台所やお風呂、トイレなどの水道を開けて、最低1分以上流す作業を続けます。